やんばる島豚しゃぶしゃぶセット
商品詳細
やんばる島豚の旨味はお湯に通しても崩れないその引き締まった脂身にあります。旨味たっぷりの脂の美味しさを体感してください。
内容量:
ロース(しゃぶしゃぶ用)/300g
バラ(しゃぶしゃぶ用)/300g
粟国の塩/100g
アグーについて
アグーとは
琉球在来黒豚アグーの原種は、1385年(1392年説もある)に琉球に渡ってきたとされている。
当時家畜は、航海の際のライフストック(食料)として船に積まれていたため、アグーが琉球に持ち込まれたのではないかと伝えられている。
沖縄では、はるか昔から豚を食していたのは間違いないのですが、琉球王朝時代、首里王府から、「牛馬は食べてはならぬ」とおふれが出たため、それ以来豚を食べる習慣が定着しました。
アグーの由来
ところで在来の豚が、なぜアグーと呼ばれているか。
これも、文献が残っていないため定かではないが、粟国島由来説というものがある。
宮古馬、与那国馬など、産地の島の名前を付けていたものが多いため、アグーも粟国(あぐに)島と何らかの関わりがあるのかもしれないと言われています。
アグーの復活
琉球王朝時代から戦前まで、当たり前のように飼育され、食されていたアグーだが、戦争と豚コレラのせいで、アグー数が激減しました。
戦後、物資食料の乏しくなった沖縄を救おうと、ハワイの沖縄県人会が350匹の白豚を沖縄に送ってくれた。肉をたくさん食べる国からきた白豚だ。品種改良が進んでいる。赤肉の多さ、出産数の多さ、発育の早さなどでアグーに勝っていたため、養豚農家は喜んで白豚を飼育し始めました。
いつの間にか在来種アグーは養豚農家の豚舎から姿が見えなくなっていきました。
そんな中、手を上げたのが北部農林高校の一人の先生でした。
島豚アグーについていろいろと調べてみると、驚きの分析結果が出ました。
コレステロールが外来種の1/4・ビタミンB1(アミノ酸)が豊富・うま味成分のグルタミン酸が多く含まれている ・柔らかくておいしい・肉の色沢が良い・臭みがなく、あくが出ない・油が香ばしいなどなど。
しかも、アグーは病気に強く粗食にも耐える豚。
これぞ長寿の源かもしれない。
はじめは乗り気でなかった生徒たちも、アグーのすばらしさを知り、先生と一丸となってアグーの復活への道を歩み始めた。
1995年、在来豚アグーに限りなく近い黒い豚が蘇ったのです。
アグーの近年
近年、長寿県沖縄の研究も盛んになり、数多くの食材が見直されてきている。アグーについても栄養価が高く、またバランスが取れた肉として、注目を浴びてきています。